「社会人サークル」というワードで調べると、検索ワード候補に「やめとけ」と出てくることがあります。また、社会人サークルに対して否定的な意見が多いのも事実です。
「やっぱりやめといた方がいいのかな」
「どんなリスクがあるの?」
と不安になっている人も多いのではないでしょうか。
実際、社会人サークルが、やめとけと言われるのはなぜなのでしょうか?その理由をしっかり知ることで、正しい判断ができるようになります!
<はじめに>
・社会人サークルに参加する上では、ちゃんとしたリスク管理をする必要があります。
・参加するときに重視すべき軸や、おすすめの事前調査事項を紹介します!
<著者の信頼性>
・社会人サークルに100回以上参加してきました!成功も失敗もしてきたので、その経験を活かして発信をしています。
・自身でも社会人サークルを運営しているので、運営側の視点でも考察をしています!
この記事では、社会人サークルが「やめとけ」と言われる理由を解説します。
はじめに
社会人になると、仕事以外の活動をする時間が限られてきます。例えば、趣味やスポーツなどの活動をする時間が減ってしまいます。しかし、その中でも、社会人サークルは一つの選択肢として考えられます。
社会人サークルには、仕事のストレスを忘れるための場所や、新しい友人を作る機会があります。また、社会人サークルに参加することで、自己成長やスキルの向上にもつながることもあります。
ただし、実際にはやめた方がいいという意見もあります。やめとけと言う人の主張はさまざまです。例えば以下のようなものです。
・社会人サークルには、参加費や活動のための時間を要する
・サークル内での人間関係のトラブル
・予定の調整の難しさ
他にもさまざまなものが考えられます。社会人サークルに参加することのデメリットについて以下でもっと詳しく考えていきましょう。
玉石混合すぎる
社会人サークルは玉石混合です。
概要
社会人サークルは、大学のサークルと違って参加者の層が全く揃っていません。これが、「やめとけ」と言われる強い理由な気がしています。実際私も社会人サークルに参加した時に、「普段は見ないような人がいっぱいいるな」と思いました。例えば以下のような人です。
・超アクティブで、毎日のようにいろんなイベントに参加している社交的な人(私はエンジニア系の仕事なので、こういった人には久々に接しました…)
・自営業の人(会社員の私にとっては新鮮でした)
・フリーターで、俳優を目指している人(なかなか会わない人種です)
上記のような人のことは、とても面白いと感じました。一方で、悪い意味でもいろんな人がいました。
・しつこいナンパをする人
・基本的なマナーがなっていない人
こういった人が一部でもいると、サークル参加に嫌な思い出が残ってしまいます。これが、「社会人サークルはやめとけ」と言われる大きな理由である気がします。
どうすればこの問題を避けられるか
社会人サークルに参加する際に、この問題を避けるためにはいくつかのポイントがあります。
1. サークルの選定を慎重に行う
参加するサークルを選ぶ際には、事前にサークルの評判や参加者のレビューをチェックすることが重要です。インターネット上には多くの口コミサイトやSNSがありますので、これらを活用して情報を集めましょう。また、友人や知人の紹介で信頼できるサークルに参加するのも良い方法です。
2. 初回の参加は見学や体験を
初めて参加する際には、見学や体験として軽く参加してみることをおすすめします。この時にサークルの雰囲気や他の参加者の様子をよく観察し、自分に合うかどうかを見極めましょう。もし不安を感じるようなことがあれば、無理に続ける必要はありません。
3. 自分の目的を明確にする
サークルに参加する目的を明確にしておくことも重要です。新しい友人を作りたいのか、趣味を共有する仲間を見つけたいのか、ネットワーキングを広げたいのか、目的に合ったサークルを選ぶことで、満足度が高まり、不快な経験を避けやすくなります。
4. ルールやマナーを守るサークルを選ぶ
参加者全員がルールやマナーを守ることを重視しているサークルを選ぶと、安心して参加できます。サークルの運営者がしっかりと管理しているかどうかも確認のポイントです。例えば、ナンパ行為やマナー違反に対して厳しく対処するサークルは、安心して参加できる環境が整っていることが多いです。
5. 無理をせず、自分のペースで参加する
サークル活動はあくまでプライベートな時間の一部ですので、無理をせず自分のペースで参加することが大切です。気が合わない人がいたり、居心地が悪いと感じたりした場合は、無理をせずに参加を中断する勇気も必要です。
メンバーの都合が合わない
メンバーの予定が合わないことも一つの理由です。
概要
社会人サークルに参加すると、他のメンバーとの都合を合わせる必要が出てきます。
仕事の忙しさや家庭の事情など、多くの要素が絡んでくるため、全員が同じ日時に参加できることは稀です。その結果、活動の進行が滞ることがあり、メンバー同士のコミュニケーションも難しくなることがあります。
これが大学のサークルとの大きな違いです。大学のサークルだとみんな時間があるので密なコミュニケーションが可能となり、結果として仲良くなりやすかったです。一方で、社会人サークルでは時間が合わないので仲良くなりづらいというデメリットがあります。
どうすればこの問題を避けられるか
社会人サークルでメンバーの都合が合わない問題を避けるためには、いくつかの工夫が必要です。
1. 柔軟なスケジュールを設定するサークルに参加する
社会人サークルでは、活動日や時間を複数設定し、メンバーが自分の都合に合わせて参加できるようにすることが大切です。例えば、毎週の活動日に加えて、月に数回の週末イベントを企画するなど、様々なスケジュールを提供することで、参加しやすくなります。こういった配慮をしてくれるサークルを選びましょう。
2. オンライン活動を取り入れているサークルに参加する
オンラインミーティングやチャットツールを活用することで、メンバーが物理的に集まることなくコミュニケーションを取ることができます。特に忙しい社会人にとっては、オンラインでの参加が便利です。定期的なオンラインミーティングや情報共有の場を設けることで、メンバー間の連携を保ちやすくなります。こういったサークルは最近多いです。
3. 参加を強制しないサークルに参加する
活動への参加を強制せず、自由参加の形をとるサークルに参加することで、プレッシャーを感じずに自分のペースで参加できます。参加を強制されると、負担に感じてしまうことが多いため、自由な雰囲気を大切にしましょう。
メンバーの都合が合わない問題は社会人サークルにおいて避けがたい部分もありますが、これらの工夫を取り入れることで、より多くのメンバーが無理なく参加できる環境を整えることができます。こういった取り組みをしているサークルに参加することで、充実した時間を過ごすことができるでしょう。
費用がかかる
費用がかかることも、悩む人の多い問題です。
概要
社会人サークルに参加する際には、参加費や活動費などの費用がかかってきます。これは、イベントの参加費や場所の貸し借り料金、機材の購入などによるものです。また、交通費や飲食費もかかることがあります。これらの費用は個人の負担となるため、経済的な負担が増える可能性もあります。さらに、活動内容によっては特定のスキルや道具が必要となり、それらを購入する必要が生じることもあります。
あとは実際に運営していて気づいたのですが、社会人は大学生のように大学の施設を使うことができないので、場所代が高くつきます。この点においても、大学のサークルに比べて社会人サークルは参加のハードルが高い要因となっています。
どうすればこの問題を避けられるか
社会人サークルの費用問題を避けるためには、いくつかの対策を講じることができます。
1. 費用を抑える活動を選ぶ
活動内容を工夫することで、費用を抑えることができます。例えば、公園でのピクニックやハイキング、無料のイベント参加など、低コストで楽しめる活動を積極的に取り入れているサークルを選びましょう。
2. 無料または安価な施設を利用する活動を選ぶ
公共施設や地域のコミュニティセンターなど、無料または安価で利用できる場所を積極的に活用しているサークルに入りましょう。定期的に利用できる安価な施設を使うサークルを見つけることで、活動の継続性を高めることができます。
社会人サークルの費用問題は避けられない部分もありますが、これらの対策を講じることで、費用を抑えながら充実した活動を続けることが可能です。
マルチや宗教など勧誘の存在
これが怖いという人は多いのではないでしょうか。
概要
実際、社会人サークルでは変な勧誘をしてくる人は多いです。特に、ネットワークビジネス(マルチ商法)や宗教勧誘は、参加者の信頼を損なう大きな問題となります。これらの勧誘は、初めて参加する人や新しいメンバーをターゲットにすることが多く、一度巻き込まれると抜け出すのが難しいケースもあります。社会人サークルはリラックスして楽しむ場であるべきですが、このような勧誘が存在すると、安心して参加できないという懸念が生じます。
どうすればこの問題を避けられるか
1. 勧誘行為を禁止するルールを設けるサークルを選ぶ
サークルの運営方針として、マルチ商法や宗教勧誘などの勧誘行為を一切禁止する明確なルールを設けているサークルを選びましょう。このルールを全メンバーに周知し、違反者には厳正な対応を取ることを宣言することで、勧誘行為の抑止力を高めることができます。実際ちゃんとルール化しているサークルではこういった問題が起こる確率が低いです。
2. 事前にメンバーを選定するサークルを選ぶ
サークルに新しいメンバーを迎える際には、事前にメンバーの背景を確認することも有効です。信頼できる紹介者からの推薦を重視し、特に問題が懸念される人物を事前に排除することで、トラブルの発生を未然に防ぎます。
3. 初回参加時に注意喚起を行うサークルを選ぶ
新しくサークルに参加する人に対して、勧誘行為が禁止されている旨を初回参加時に説明することが大切です。これにより、新メンバーが安心して参加できる環境を提供するとともに、勧誘行為を未然に防ぐことができます。
4. メンバーからの報告を奨励するサークルを選ぶ
勧誘行為が発生した場合、速やかにサークル運営に報告するようメンバーに奨励しているサークルを選びましょう。報告があった場合には、迅速かつ適切に対応することで、被害の拡大を防ぎます。また、報告しやすい環境を整えるために、匿名での通報制度を設けることも有効です。
結論
社会人サークルに参加することは、交流やスキルの向上などのメリットもありますが、デメリットも忘れてはなりません。メンバーの都合が合わなかったり、費用がかかったり、時間との兼ね合いが難しかったりと、様々な問題が発生する可能性があります。
ただし、社会人サークルに参加することには、さまざまな新たな経験や成長の機会があると言えます。例えば、新しい人々との繋がりを築くことで人脈を広げることができたり、異なるスキルや知識を身につけることができたりします。
また、サークル活動を通じて自己表現の機会を得ることもできるでしょう。そのため、社会人サークルに参加するかどうかは、自身の状況や優先順位によって考える必要がありますが、可能な限り多くの情報を収集し、慎重に検討することが重要です。しっかりとメリットとデメリットを比較し、自分自身のライフスタイルとの兼ね合いを考えた上で、判断することが重要です。